ぱっと見て分かるほどの大きなシミがあると、見た目の年齢が老けて見えるため、毎日ファンデーションやコンシーラーで一生懸命隠していませんか。

レーザー治療で、シミを無くしてしまえば、毎日大変な手間をかけることもないのに、とシミ取りレーザー治療を検討している人もいるかと思いますが、シミ取りレーザー治療は広範囲のシミにも効果があるのでしょうか。

この記事では、レーザーで除去できるシミの大きさや、体にできた広範囲のシミの除去方法について調べてみましたので、気になる方はぜひご覧ください。

レーザー治療で除去できるシミの大きさ

一般的に、シミ取りレーザー治療の料金は、シミの大きさによって異なり、治療する部分が大きくなるほど料金がかかります。クリニックによって違いはありますが、代表的なシミ取りレーザーであるQスイッチルビーレーザーの照射では、直径5mmまでのシミで3,000円から5,000円、直径1cmのシミで10,000円が料金の目安となります。

Qスイッチルビーレーザーは、黒色のメラニンのみに熱エネルギーによるダメージを与えて、シミを除去するという方法で、数ミリの小さなシミから、数センチの大きなシミの除去にも有効です。

大きなシミに対しては数回に分けて治療を行います。目安としては、直径1センチ程度のシミには2~3回の照射を行うことが多いようです。

Qスイッチルビーレーザーは、目の周りなどに広がる先天性の青アザや、後天性真皮メラノサイトーシスというメラニンが過剰生産される症状の改善にも有効ですが、同じく広範囲にわたるシミでも肝斑の治療には使用できません。

ホルモンバランスの変化によって発生すると言われる肝斑は、レーザー照射によって悪化することが知られているので、正しい見極めが重要です。

広範囲のシミにおすすめの治療方法

広範囲にわたってシミ治療を行う場合、シミの状態によっては、Qスイッチルビーレーザー以外の方法が効率的である場合もあります。顔全体に薄いシミが分布している場合におすすめなのが、IPLフォトフェイシャルと呼ばれる方法です。

IPLとは、intense pulsed light(インテンスパルスライト)の略で、様々な波長を含む光を顔全体に照射し、シミやくすみといった肌トラブルを解消する方法です。

Qスイッチルビーレーザーは、シミに対してピンポイントで、高エネルギーのレーザーを照射し、シミを除去するという方法ですが、IPLフォトフェイシャルは、顔全体にカメラのフラッシュを浴びせるように照射し、Qスイッチルビーレーザーでは除去が難しい薄いシミの治療も可能です。

ただし、レーザーよりも威力がマイルドであるため、シミを除去するまでに複数回の照射が必要になりますから、メリット、デメリットを確認した上で治療を検討してみましょう。

デコルテ、背中、手、腕などもシミ取りレーザー治療できる?

顔のシミ治療でよく使用されるQスイッチルビーレーザーは、背中や腕など顔以外のシミ治療にも有効です。ただし、手や腕などの皮膚は、顔や背中に比べて、肌のターンオーバーにかかる周期が長く、治療後の回復に時間がかかるため、シミを完全に除去するには、余裕を持ったスケジュールが必要です。

また、広範囲に広がるシミは、数回に分けて治療する必要があります。顔に近い部分であるデコルテには、老化や紫外線によるダメージで発生する老人性色素斑ができやすく、Qスイッチルビーレーザーなど、顔と同様に治療を行うことができます。

また、首やデコルテにできるシミは、イボのように盛り上がったものが時々見られ、このようなシミには炭酸ガスレーザーで除去することができます。

背中や手、腕などには、顔にできるシミと同じ、老人性色素斑もありますが、この他によく見られるシミが花弁状色素斑です。紫外線対策を行わず、海水浴やマリンスポーツなどで短時間のうちに強い日差しを浴びると、肌が炎症を起こすなどの日焼けの症状が現れますが、その後で広範囲に発生するのが花弁状色素斑です。

日光が当たりやすい背中や肩、二の腕などで発生しやすく、強い日焼けがきっかけとなって、メラニンが過剰に生産された状態で、名前の通り、花びらが散ったような形をしています。

背中や肩、腕などにできた老人性色素斑や花弁状色素斑には、レーザー治療が即効性がありますが、広範囲になると費用がかかるなどのデメリットもあります。

レーザー以外の治療方法としては、ハイドロキノンやトレチノインといった外用薬を使用したり、ケミカルピーリングでメラニンを含む層のターンオーバーを促すといった方法があります。

ただし、広範囲の場合は、時間がかかることが多いので、1、2年かけて長い目で見ながら治療を続ける必要がありますから、それぞれのメリット、デメリットをよく確認してから治療を始めましょう。

まとめ

広範囲に広がるシミは、1回の治療で除去することが難しいのですが、複数回のレーザー照射により、除去することができます。回数が多くな分、料金が高額になるため、治療のメリット・デメリットを考慮して治療方法を選択しましょう。

デコルテや背中、手、腕など、顔以外の部分も、顔と同様にシミ取りレーザー治療を行うことができます。それぞれの部位でできやすいシミの種類が異なり、広範囲の場合は治療に時間がかかるため、治療を続けられるかどうか事前によく考えましょう。