シミ取りレーザー治療を検討している人にとって、治療の効果や安全性と共に、関心が高いのが費用についてではないでしょうか。

シミ取りレーザー治療を行っている美容クリニックは、保険の適用がなく、料金が高額なイメージがあり、治療を躊躇している人も多いと思います。

そこで、この記事では、一般的なシミ取りレーザー治療にかかる費用や、保険適用の有無、美容クリニックとエステサロンの比較など、シミの除去にかかる費用について調べてみましたので、ぜひご覧ください。

シミ取りレーザー治療でかかる費用の目安

シミ取りレーザー治療のような美容医療は、一般的に保険が適用されない自由診療で、治療費はすべて自己負担となります。また、シミ取りレーザー治療の中にも様々な種類があり、除去したいシミのタイプや、肌の状態によって最適な治療方法が異なります。

クリニックによって差はありますが、一般的に費用の目安は以下のようになります。

Qスイッチルビーレーザー・・・1cm×1cm以下のシミで1回10,000円程度

紫外線のダメージ等によって発生し、最もよく見られるシミである老人性色素斑や、そばかす、先天性のアザなどの除去に用いられるレーザーで、レーザー治療の中でも代表的な方法です。

直径5mm程度の老人性色素斑に1回の照射でほとんど除去することができますが、シミの状態や大きさによっては複数回の照射が必要です。

レーザートーニング・・・顔全体の照射で1回8,000円程度

女性ホルモンの影響によって発生すると考えられている肝斑は、一般的なレーザー治療では刺激が強すぎるので、ごく弱い出力のレーザーを複数回照射するレーザートーニングという方法が用いられています。

肌に刺激を与えないよう少しずつメラニンを除去していくため、効果を得るには通常5回から8回以上の照射が必要です。

フォトフェイシャル・・・顔全体の照射で1回30,000円程度

レーザーを用いたシミ治療では、1種類の波長の光をシミに対してピンポイントで照射しますが、フォトフェイシャルは、複数の波長を持つ光を顔全体に照射して、シミやそばかすを薄くするほか、くすみやニキビの除去や弾力の回復など肌の状態を総合的に改善させます。

1度の施術でも効果を実感できますが、シミの除去には5回以上の照射が必要と言われています。

炭酸ガスレーザー・・・1mm×1mmのシミ、ほくろで1回5,000円程度

盛り上がったシミやほくろには、メラニンに反応するレーザーではなく、細胞の水分に吸収される波長を持つ炭酸ガスレーザーで、削り取る治療が行われます。

1回の治療で除去できる場合がほとんどです。

シミ取りレーザー治療で保険が適用される場合

美容目的のレーザー治療は自由診療ですが、先天性のアザやシミ、擦り傷などの怪我の跡が残った外傷性色素沈着には保険が適用され、加入している保険にもよりますが、実費の2割から3割負担で治療を受けることができます。

目の周りや頬に青アザが生じる太田母斑と呼ばれる症状は、通常のシミよりも深い部分にある真皮にメラニンが過剰に生産されることで発生し、生後1年から思春期にかけて発症することが多いのですが、成長によってアザが濃くなることで気づく場合もあります。

一般的なシミのように自然には消えないため、除去するにはレーザー治療が必要です。

転んで擦りむいたりして怪我をした際に傷跡にできた色素沈着は、通常数か月から1年で消えることがほとんどですが、擦りむいたときに砂利などの異物が入り込み、その色が残ってしまうケースがあります。

このような状態を外傷性刺青と呼び、数年経っても色素沈着が起こったままになることがありますが、レーザー照射によって完全に除去できるか薄くすることができます。

保険が適用されるレーザーの種類は決まっており、QスイッチルビーレーザーとQスイッチアレキサンドライトレーザーによる治療が対象です。

美容クリニックとエステサロンではどちらがお得?

シミ取りレーザー治療は、高出力のレーザーを扱うため、美容クリニックや皮膚科のある病院などの医療機関でしか治療が行われませんが、レーザー以外の方法でシミの改善を行っているのがエステサロンです。

エステサロンでは、美容液の塗布やハンドマッサージ、パックなどによって、皮膚の新陳代謝を高めて、少しずつシミを薄くする効果が期待できます。

また、皮膚科で行われるレーザー治療やフォトフェイシャルに比べて出力は劣りますが、光を照射する機器を用いた施術を行っているエステサロンもあります。

一般的にエステサロンの施術は、自由診療の皮膚科でのシミ治療に比べて1回の料金が低価格です。ただし、エステサロンでは症状の治療ではなく、肌の状態を改善することを目的としているので、治療回数が少なくて済む皮膚科に対して、効果が得られるまでに10回以上通わなければならない場合がほとんどです。

このため、コストパフォーマンスの面では、皮膚科とエステサロンは同程度と言えます。早く確実にシミを除去したい場合は美容クリニックや皮膚科といった医療機関で、リラクゼーション効果や肌の状態を整えたい場合はエステサロンといったように、それぞれの特徴を踏まえて選ぶとよいでしょう。

まとめ

老化や紫外線ダメージで発生する老人性色素斑などのシミは、基本的には保険適用のない自由診療で、1cm程度のシミで1万円ほどが料金の目安となります。

ただし、太田母斑や外傷性色素沈着といった、先天性のアザや怪我による色素沈着でできたシミには保険が適用される場合があります。エステサロンでは、レーザー治療はできませんが、マッサージやパックなどでシミを薄くする施術を行っており、美容クリニックに比べて1回の料金が低価格です。

ただし、シミの除去効果を得るには、時間がかかるため、コストパフォーマンスの面では、クリニックと同程度と言えるでしょう。