紫外線などによるダメージの蓄積や老化によってできるシミは、一度できると家庭でのスキンケアではなかなか消すことが難しです。そのため、1度の施術で効果があると言われるシミ取りレーザー治療を検討している人も多いと思います。

しかし、シミのサイズが大きい場合や複数ある場合などでも、1度の施術で除去できるものでしょうか。この記事ではシミ取りレーザー治療で除去できるシミの目安や、治療の回数と頻度について調べてみましたので、興味のある人はぜひご覧ください。

レーザー治療の回数はシミの大きさや機器によって異なる

美容クリニックなどの医療機関で行われるシミ取りレーザー治療は、1度の照射でもシミの色が薄くなるなど目に見える効果を得ることができます。ですが、シミの大きさや範囲、使用する機器によっては、シミを完全に除去するには数回の照射が必要な場合があります。

紫外線や老化によって生じるシミに使用されるQスイッチルビーレーザーでは、直径5mmほどのシミには1回の照射で除去できますが、それ以上の大きさのシミには複数回の照射が必要であると言われています。

また、レーザーよりも威力がマイルドで、1か所のシミだけでなく顔全体のシミやそばかすの除去に効果的と言われるフォトフェイシャルでは、シミを完全に除去するには3週間から1か月ごとに5回以上の施術が必要で、肌への負担が少ない分、効果を得るまでに時間がかかります。

盛り上がったシミやイボなどの除去に使用される炭酸ガスレーザーは患部を削り取るので、ほとんどの場合、1度の施術で取り除くことができます。

直径1cm程度のシミにはQスイッチルビーレーザー3回の照射

ある程度の大きさ以上のシミでは、1度のレーザー照射でシミを薄くすることはできますが、目立たない状態にまで除去するには複数回の照射が必要と言われています。

通常、紫外線や老化によって起こるシミは、数mmから1cmであることが多いので、大き目のシミを例に挙げますと、目安としては、直径1cm程度のシミでは、Qスイッチルビーレーザーの照射で3回ほど行います。

いくつかの小さなシミに対して、同じタイミングで複数個照射することもありますが、繰り返し照射が必要な場合は、肌の回復程度を考慮した頻度で再度レーザー照射を行います。

繰り返しレーザー照射を行う場合に必要な間隔

シミの大きさや使用する機器によってはシミ取りに必要なレーザー照射を複数回に分けて繰り返し行う場合がありますが、次のレーザー照射までに必要な間隔は使用する機器やクリニックの治療方針によって異なります。一般的には、Qスイッチルビーレーザーの場合は、レーザー照射の間隔を3週間から1か月程度としています。

高頻度でレーザー照射を行えば、早くシミを無くすことができるのではないかと考える人もいるかもしれませんが、レーザーを照射した後は回復期間が必要です。

Qスイッチルビーレーザーではシミを照射した部分にかさぶたができ、2週間ほどするとかさぶたが剥がれて、きれいな皮膚が現れるという経過をとるため、少なくとも2週間の間隔を開ける必要があります。

2週間後にすぐに次のレーザー照射を行うこともできますが、前回のレーザー照射によって炎症が発生した場合、炎症のある状態で次のレーザー照射を行うと患部が色素沈着を起こすことがあるため、十分に回復期間を開けて次回の施術を行う場合がほとんどです。肌の回復力には個人差があるため、3週間以上間隔が必要な場合もあります。

また、皮膚のターンオーバーが約1か月のサイクルであることから、照射の間隔を1か月としているところや、機器によっては照射の効果が出るのに3~4週間かかる場合があり、効率よく治療を行うために照射の間隔を長めにする方針をとるクリニックもあります。

黒いメラニンのみに反応する波長の光を照射するQスイッチルビーレーザーではなく、様々な波長の光を照射するフォトフェイシャルでも、肌の回復期間より長い間隔で次の照射を行う場合が多く、一般的には1か月に1度の頻度で行われます。

フォトフェイシャルにはQスイッチルビーレーザーのように即効性はありませんが、肌のターンオーバーを正常化させたり、真皮のコラーゲンの生成を促すなどの効果があるため、肌のメンテナンスやシミの再発防止のため、シミが除去できた後でも3か月に1度の頻度で施術を受けるのがおすすめと言われています。

まとめ

レーザー治療でシミを除去する場合に必要な照射回数は機器やシミの状態によって異なりますが、Qスイッチルビーレーザーですと、一般的に直径1cmのシミで3回ほど必要と言われています。繰り返し照射を行う場合は、前回のレーザー照射からの回復程度を考慮した頻度で行われます。

通常、Qスイッチルビーレーザーの1度の照射から、患部が回復するのに2週間程度必要と言われています。ただし、回復の程度には個人差があるため、十分に間隔を開けた3週間後から照射が可能としているクリニックや、肌のターンオーバーのサイクルに合わせて1か月間隔で治療を行うところもあり、クリニックの方針によってレーザー照射の頻度は異なります。