シミというと、頬やこめかみなどにできるイメージがありますが、意外と唇にもできる人は多いものです。普段はリップや口紅などを塗っているので、あまりじっくり観察する機会が少ないため、気づいたときにはすでに目立つシミになっていることもあります。

さて、シミの除去と言えば、美容クリニックなどで行われるレーザー治療が確実と言われていますが、デリケートな唇の皮膚にもレーザー治療を行うことができるのでしょうか。

この記事では、唇のシミ治療方法や、唇にシミができる原因などについて調べてみましたので、参考にしてみてください。

シミ取りレーザー治療は唇にも効果あり

唇は顔の他の部分に比べて皮膚が薄く、皮脂腺が無いので表面のバリア機能が弱いため、刺激に敏感な部位ですが、頬などと同様に、シミ取りレーザー治療を行うことができます。

また、通常、皮膚の細胞が生まれ変わるターンオーバーの周期は28日前後ですが、唇の皮膚は約5日と非常に早いのでレーザー治療の効果が出やすいという特徴があります。

唇は刺激に敏感なので、治療中は痛みがあるのではないかと不安に思うかもしれませんが、レーザー照射時はゴムで弾かれたような軽い痛みを一瞬感じる程度であると言われています。

レーザー照射直後は、照射部分が色が抜けたように白くなります。頬などの肌と比べると、血液の色が透けて見える唇では、白い部分が目立ちやすく、失敗ではないかと心配になりますが、正常な治療結果ですから、安心して経過を観察しましょう。

唇の治療も術後のケアに注意

唇だけでなくどの部分にも言えますが、シミ取りレーザー治療の術後は、治療の失敗を避けるためにアフターケアが重要になります。唇の皮膚はターンオーバーが早いので、頬などの皮膚なら1週間程度かかるところを2日以内でかさぶたが形成されます。

かさぶたができるまでは、紫外線に当たらないよう注意しながら、患部にワセリンを塗って保護し、かさぶたが形成された後は、紫外線対策と、ワセリンまたはリップクリームによる保湿ケアを行います。

唇のレーザー治療直後は、少し腫れることがありますが、通常数時間から1日以内に収まります。食事や入浴は術後当日から可能ですが、食後や洗顔後に唇をゴシゴシこするなど、必要以上に刺激を与えないようにしましょう。

唇にシミができる原因

唇の皮膚は、皮膚のターンオーバーが早く、色素沈着する前に新しい皮膚と入れ替わるため、頬など顔の他の部分と比べると、通常シミができにくい部分です。

しかし、唇の皮膚は皮脂腺が無く、皮膚の水分を保持する角質層が薄いので乾燥しやすいため、皮膚のバリア機能が期待できません。このため、ダメージを受け続けると、その部分で色素沈着が起こりシミができてしまいます。

日常生活の中で、唇にシミを作る原因となるダメージには以下のようなものが考えられます。

メイク汚れ

口紅などのメイク汚れを毎日きちんと落としていないと、その部分で色素沈着が起こりやすくなります。口紅やリップグロスなどに含まれる油分や発色成分は、唇の皮膚にとっては負担となることがあります。

クレンジングでメイク汚れを落としきらないまま、翌日もメイクをする習慣を続けていると、その部分でシミが発生しやすくなると考えられます。

日焼け

外出するときに、顔や手足などには日焼け止めクリームで、紫外線対策を行うけども、唇にはリップメイクだけという人は多いのでないでしょうか。

唇も皮膚の一部ですから、その他の部分と同様に日焼けをしてシミを作ってしまうので、紫外線対策が必要です。さらに、他の部分に比べて存在するメラニンが比較的少ないため、紫外線によるダメージが強く影響し、乾燥によって皮がめくれたり水ぶくれなどが発生しやすくなります。

摩擦による刺激

唇の皮膚は、他の部分に比べて角質層が薄く、摩擦などのちょっとした刺激が大きなダメージになってしまいます。メイクを落とすときに、クレンジングシートなどでゴシゴシこすったり、食事の後に紙ナプキンで強く拭いたりしていませんか。

皮膚は強い摩擦を受けると、炎症を起こし、血管が広がるので赤く見えますが、炎症が続くと壊された細胞を除去するために活性酸素が発生し、シミが定着する原因になってしまいます。

唇のシミを防ぐケア方法

唇のシミは、メイク汚れや日焼け、摩擦による刺激などによって発生しますから、シミを防ぐにはこれらの原因を取り除かなければなりません。口紅は油分が多いため、水だけで落とすことはできませんから、クレンジングで丁寧に落としましょう。

オイルタイプのクレンジングを使用すると乾燥しやすいため、クリームタイプのものがおすすめです。また、乾燥防止のためのリップクリームには、紫外線をカットする効果のあるものもありますから、試してみるとよいでしょう。

唇に余計な刺激を与えないよう、洗顔後はタオルで優しく押さえるようにして水分を取り除いたり、クレンジングの際は優しくマッサージするようにして、強い摩擦を加えないようにします。

また、唇をなめる癖があったり、歯磨き粉の付着も刺激になりますから、普段の生活の中で唇にダメージを与えていないか見直してみましょう。

唇の皮膚はターンオーバーが活発なので、シミができても、以上のような点に注意してケアすれば、自然に消えることが期待できますが、数か月に渡って色素沈着が続くようであれば、レーザー治療を検討してみましょう。

まとめ

通常、唇はシミが発生しにくい部分ですが、唇の皮膚にもシミ取りレーザー治療を行うことができます。また、唇の皮膚はターンオーバーのサイクルが早いので、他の部分に比べて治療後の回復が早く、レーザー治療後の効果が得られやすい部分です。

唇は皮膚が薄く、表面のバリア機能が弱いため、紫外線やメイク汚れ、摩擦による刺激といったダメージの原因を避けることがシミ予防につながります。