顔にできるシミの中でも目の周りのシミは、目立ちやすく、顔の印象を大きく左右しますから、美容クリニックなどのシミ取りレーザー治療ですぐにでも除去したいですね。

しかし、目の周りのシミに対して高出力のレーザーを照射しても、目の機能に影響を与える危険性はないのでしょうか。この記事では、目の周りのシミにレーザー治療が可能なのかどうかや、目の周りのシミの治療方法について調べてみましたので、興味のある方はぜひご覧ください。

目の周りのレーザー照射の可否はクリニックによって異なる

まぶたや目の下など、目の周り部分にシミ取りレーザー治療ができるかどうかは、クリニックによって異なり、目を保護しながらレーザー治療を行うところもありますし、目の周りへのレーザー治療は行っていない医院もあります。

このような措置が取られる理由は、シミ取りに利用されるレーザーの特性によります。一般的に、代表的なシミである老人性色素斑などの黒色から褐色のシミの除去に使用されるレーザーは、黒色に近い物質に特徴的に吸収されすい性質があります。

この性質のため、正常な皮膚に影響を与えることなく、シミ部分の黒色のメラニンに高エネルギーの熱ダメージを加えてシミを除去できるのです。

ところが、眼球には黒色の部分があるため、目の周りをレーザー照射すると、眼球にダメージを与える危険性が高まります。

頬やアゴ付近など、目から離れた部分のシミ取りレーザー治療を行う際は、専用のゴーグルをかけて目を保護しますが、まぶたや目の下など目の周りを治療するとなるとゴーグルをかけられないため、レーザー照射が難しいと言われています。

眼球を保護する医療用コンタクトの使用で施術が可能

目の周りのシミに対してレーザー治療を行うのは難しいと言われていますが、眼球を保護する医療用コンタクトをつけることで、目の周りのシミにレーザー治療を行っているクリニックもあります。レーザー治療用のコンタクトは、視力矯正用のコンタクトと異なり、透過性が無くシリコンやステンレスでできています。

点眼による麻酔を行い、医師が装着するので、コンタクトをつけたことがない人でも心配ありません。

全てのシミ取りレーザー治療に言えることですが、きれいにシミを除去するには、術後のケアが重要になります。Qスイッチルビーレーザーなどの、老人性色素斑を除去するレーザー治療の場合、術後すぐは白っぽい色をしていますが、2、3日すると傷口のようにじゅくじゅくした状態になり、1週間以内に黒っぽいかさぶたができます。

レーザー照射後10日から2週間ほどでかさぶたが自然に剥がれると、その下から新しく形成されたシミのない皮膚が現れます。

新しい皮膚が形成される過程は、紫外線や摩擦などに敏感になっているので、保護テープなどでこれらの刺激を避けるともに、紫外線ケアを徹底して行います。

まぶたなど目の周りは他の部分に比べて皮膚が薄くデリケートな上、ついついこすってしまいがちですから、レーザー治療後のケアには特に注意が必要です。また、かさぶたができるまで患部のメイクができないので、メガネやサングラスなどがあると便利でしょう。

レーザー治療以外のシミ治療方法

目の周りにレーザーを当てるのはやはり不安だと感じたり、近所に目の周りのシミ取りレーザー治療を実施しているクリニックが無い場合などは、レーザー治療以外の方法もありますから検討してみましょう。

まず手軽な方法として、市販の美白美容液などを使っている人は多いと思いますが、このような製品を選ぶ際は、成分表示に注目してみましょう。

シミを薄くする効果のある成分とされるビタミンC誘導体や、トラネキサム酸などが一定濃度以上配合されていれば、より効果が期待できます。

化粧品ではなく医薬部外品の表示があるものは、美白成分が一定の濃度で配合されていることが、厚生労働省から認可を受けた製品ですから、そのような製品を選ぶのがおすすめです。

さらに、クリニックでもレーザー治療以外のシミ治療があります。一般的には、漂白作用のあるハイドロキノンや、肌再生効果のあるトレチノインといった塗り薬が処方されたり、トラネキサム酸を主成分とするトランサミンという内服薬が処方されます。

医療機関で処方される医薬品ですから、市販の美白美容液などよりも高い効果が期待できるでしょう。ただし、目の際など、塗り薬が目の中に入ってしまう危険性がある場合は、刺激の強いハイドロキノンの使用は控えるよう指示されることがあります。

まとめ

目の周りのシミを除去するために、レーザー治療が可能かどうかは、クリニックによって異なり、眼球へダメージを与える危険性を考慮して、治療を行わないところもあります。

シミ取り治療に使用されるレーザーは、黒い色に反応するため、目の周りをレーザー治療する場合は、医療用コンタクトを装着して行われます。

クリニックでシミ治療を行う場合、レーザー治療以外に、美白成分を含む内服薬や外用薬による方法もあります。ただし、外用薬の中には、漂白作用があり、目に入ると危険なものもありますから、適切に使用しましょう。